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地球が生まれるまで
○太陽系の誕生
今から約46億年前、天の川銀河が近くの小さな銀河と衝突を繰り返しました。
そうして生まれた直径およそ数光年の巨大なガス雲が、重力によって収縮して太陽系が生まれたと考えられています。
太陽の98%は水素やヘリウムで、残りの2%は恒星で作られた重元素(ヘリウムより重い元素)です。
重元素の存在から、太陽ができるとき、近くで超新星爆発が起こったことが考えられます。
太陽は水素の核融合でエネルギーを生産する主系列星です。
○地球の誕生
地球を含む太陽系の惑星は、太陽の周りのガスや塵でできた円盤から生まれました。
太陽の周りにできた降着円盤の塵は、次々に衝突して1-10kmの微惑星という塊をつくります。
その後も衝突と重力によって、数百万年かけて少しずつ成長します。
太陽近くでは温度が高いため、水などの分子は凝縮できず、鉄などの融点が高い金属分子が微惑星をつくります。
この岩石質の惑星が今の地球のもととなり、地球の重さの5%まで成長しました。
太陽が生まれてから10万年間、周囲の塵と衝突と合体を繰り返しました。
○火の玉地球に海ができるまで
生まれてすぐの地球は、宇宙の塵や隕石と衝突を繰り返していたため、マグマの海が一面に広がっていました。
また、隕石に含まれる水蒸気や一酸化炭素は、衝突の際に放出され地球の大気をつくりました。
衝突の頻度が減っていき、地球の熱エネルギーが放出され、45億年前には地球の温度が下がりました。
すると水蒸気は凝縮して、雨となって地上に降りそそぎ、海ができて地殻が分離しました。
当時の海は200度を超え、大気は窒素や一酸化炭素、二酸化炭素でできていました。
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