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​ぎょしゃ座の神話

ぎょしゃ座のモデル:エリクトニウス

父:鍛治の神・ヘファイストス 母:戦争の女神・アテナ

ヘファイストスは金属を細工するのが上手な鍛治の神でしたが​、片足が不自由でした。

アテナは"正義"の戦争の女神であり、建築や工芸、知恵の神でもありました。

そのふたりの間にできた子供が、エリクトニウスでした。

ですが、彼は父親に似て、生まれつき片足が不自由だったのです。

両親の才能を引き継いだエリクトニウスは、広い知識と発明の才能を持ち

やがて、4頭立ての馬車を発明しました。

その一方で武勇にも優れ、不自由な片足をものともせず

自身の体を馬の背に縛りつけ、多くの戦闘に参加して功績を残しました。

また、エリクトニウスはアテネ第三代の王となりました。

聡明で善政を敷いていた彼は、人々からも広く慕われていました。

その武勇と英知を称えられ、ぎょしゃ座となって夜空に上げられました

ぎょしゃ座のα星のカペラは、エリクトニウスが抱いている仔ヤギを表しています。

​彼がなぜヤギを抱いているかは不明ですが

大神・ゼウスがヤギの乳で育てられたことから、ヤギは幸運のシンボルとされています。

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